所属する警察常任委員会の管外調査で兵庫県警察本部及び北海道の警察本部を視察。少年非行の防止対策や繁華街での防犯カメラの設置状況を調査した。
中でも、北海道の沼田町にある少年院を仮出所した少年を農業に従事させるための法務省の支援センターでは、仮退院後家に帰れない複雑な事情などを抱える男子を厳しい環境の中、更生の道に導いている。
このような施設は、近隣の理解がなければ運営は出来ない。
農業に従事できることはまれではあるが、土木業など他の職業に就き、地元に住みつく少年もいる。また、結婚し子どもが生まれたとの報告があることなどが喜びと保護観察官は語っていた。
少年非行が増加する現在、再チャレンジできる少年の居場所づくりが急務の課題でもある。